2024年

2024年度北海道支部総会とステップアップ講習会を行いました

4月6日、札幌エルプラザで2024年度北海道支部総会を行いました。
会場には、富良野市、帯広市、恵庭市などからの参加もあり、32名が出席しました。
総会の様子三上支部長からここ数年間の支部の活動報告があり、コロナ禍で導入したオンライン会議を今後も利用しながら、広い北海道の各地域に住んでいるマスター間で連絡を取り合い、協力し合って北海道支部の活動を行う旨が伝えられました。事務局から2023年度の事業報告と2024年度の事業計画などの説明があり、協議されました。続いて2024年度の事業について、研修委員会、事業委員会、花き振興協議会から説明がありました。

昨年度のハンギングバスケットマスター認定合格者で北海道支部の仲間になった3名のマスターが紹介されました。

3人の新人マスターの紹介総会後は新人マスターへのステップアップ講習会として中野美恵子公認講師のハンギングバスケット製作デモンストレーションを行いました。

中野講師は、ハンギングバスケットマスター認定試験での実技試験で規定となっている、SLT25バスケットに10株の苗を使用したハンギングバスケットと、小型のバスケット「フラポット」の製作デモンストレーションを行いました。

10株の苗はこちらのカレンデュラ、ペチュニア、エニシダ、イベリス、ヒューケラです。

デモンストレーションで使用された10株の苗

「使用する苗は10株で、季節感のあるもの、株分け不可という規定があるので、苗がふわっと広がり、バスケットの緑色を隠して全体に丸い形に仕上げるには、苗選びがとても難しいんです」と中野講師。

中野公認講師のデモンストレーション

春に出回る苗ではパンジーが作りやすいですが、植えた後に株全体が上側に立ち上がってしまうため、バスケットを覆い隠すことができず、10株のバスケットには不向きだと判断したそうです。講師の長年の経験があっての苗選びで、このようなきれいな丸いフォルムにでき上がりました。バケツに汲んだ水の使い方など、随所にきれいに仕上げるためのポイントがあり、一同集中してデモンストレーションに見入りました。

修正をを施している

今年度は9月28日に日本ハンギングバスケットマスター認定試験が行われますが、受験する予定のある方は、ぜひ一度北海道支部までお問い合わせください。

小型で手軽に花を飾ることができる「フラポット」のデモンストレーションも行いました。
使用したのは、ペチュニア、カレンデュラ、イベリス、斑入りツルニチニチソウです。自宅で気軽に設置できるこちらのポットは、今後行われるイベントでの講習会などでご覧いただける機会が増えそうです。

4株で作ったフラポット

今年度も、6月の花フェスタ札幌、花フェスタ旭川、花コミュニケーション十勝、函館ラ・パティオなどで会員による主にハンギングバスケットなどによる花修景や各種講習会が行われます。
研修委員会では今年度、滝野すずらん丘陵公園での講習会と植込みのほかにも道内各地でのステップアップ講習会を予定しています。さらに会員間での交流を行い、技術を高めて多くの方に興味を持っていただき、ハンギングバスケットマスターの仲間を増やしていけたらいいですね。

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